新オフィス開設
弊社は、6月 5 日に新オフィス開設を祝うパーティーを開催しました。特別ゲストとして精進料理の名人である棚橋俊夫氏を迎えました。精進料理は、禅において古来から行われている完全菜食主義による調理法です。またSozai Cooking SchoolのCEOである中村泉氏が寿司を作り、マティス可奈子氏は、パーティーの間ずっと日本酒とチーズの組み合わせについて実演しました。あわせて賞を受賞した英国産スパークリング日本酒FIZUを目玉として紹介しました。
パーティーには、顧客、取引先、関係者、および社員が出席しました。GDPRがデータ保護規制として施行1年を迎えるにあたり、パーティに先立ってGDPRについての講習会を行いました。講習会は、これまでの出来事を振り返り、ケーススタディや今後我々が見習うべきベストプラクティスを見直す良い機会となりました。このトピックに関する詳細な情報はこちら GDPR施行一年をご覧ください。
精進料理
棚橋名人は毎日1~2時間をかけて胡麻をすりますが、パーティーでは伝統的なすり棒とすり鉢でその様子を実演しました。会場には胡麻の香りが漂い、音が響き、我々は、目を閉じ背筋を伸ばして鼻からゆっくり息をしている瞑想的な様子を目の当たりにしました。胡麻は美味な胡麻豆腐に使われ料理の一つとしてふるまわれました。わざびは英国のわさび農家から、有機野菜はバラ・マーケットから仕入れたものでした。
棚橋名人は、京都に近い禅寺で精進料理の技術を数年間学んだ後、東京原宿において自らのレストランを15年間経営、その後、京都の大学で教鞭をとりました。現在、彼は日本以外で精進料理への理解を深めることをミッションとしています。弊社がこの取組みを支援できたのは光栄なことです。
マティス可奈子氏は、5種類のチーズと5種類の日本酒を紹介し、どうすれば最高の組合わせとなるかを説明しました。これまで試したことのなかったゲストにとっては、目を見張るような経験となりました。
Sozai Cooking Schoolでは寿司の調理を教えています。中村泉氏は、この機会を利用して精進料理に敬意を表しベジタリアン寿司を調理しました。
FIZUについて
パーティーでは、Tom Wilsonと Lucy Wilsonが経営する英国初の日本酒醸造所であるKanpaiが作った受賞スパークリング日本酒FIZUをふるまいました。彼らは様々な種類の純米酒(アルコール無添加)を作っています。ロンドンのペッカムにある彼らの醸造所には予約すれば見学することができ、見学者は、日本酒の製造工程を学んだり、主力商品の特別純米酒SUMIやにごり酒KUMO、また今は純米大吟醸KIKUなど様々な種類の日本酒を味わうことが出来ます。原料となる米は彼ら独自の仕様により日本において特別に精米されています。Kanpaiは、日本醸造協会がその酵母の使用を認める数少ない海外醸造所の一つです。この地酒醸造所では、英国とドイツの最高水準による装置を使い、日本における定期的な研究旅行と醸造に費やした時間を通じて得られた日本の伝統に関する深い知識を一体とした地元のイノベーションが活用されています。