ウェビナー:2021年世界はこうなる
弊社は、2021年1月29日に「2021年世界はこうなる」をテーマにウェビナーを主催しました。ゲストスピーカーには、エコノミスト誌のDiplomatic Editor、Daniel Franklin氏とアサヒグループホールディングス株式会社のExecutive Advisor、Monika Agocs氏を迎えました。
英国時間10時30分から11時30分までの時間で開催されたセミナーには、欧州内数か国と日本から参加者が集まりました。弊社地元の学校数校に在籍する学生にも案内を出し、経済学の学生がロックダウン中に学校以外で学べる機会を提供しました。
ギディオンは、M&A動向の概況を手始めに、日本経済がどのように世界的危機に対応しているか、加速する企業の多国籍化、そして統合傾向の高まりについて説明しました。
Daniel Franklin氏のプレゼンテーションは「2021年のトレンドトップ10 (Top Ten Trends for 2021)」と題して、エコノミスト誌表紙の写真を使って各トレンドを説明しました。プレゼンテーションは、初めにパンデミックとワクチン接種開始に対する評価について、続いてルールに基づく秩序の崩壊を説明し、そこでは「現在の世界を統制するのは誰か」という問いを投げかけました。
Monikaは、「ESGの重要性の高まり(The growing importance of ESG)」をテーマにスピーチを行いました。まず初めにM&Aによって急速に拡大しているアサヒグループホールディングスのブランドと海外でのビジネスについて概要を説明しました。次にESGつまりEnvironmental (環境)、Social (社会)、および Governance(ガバナンス)の強固な実行案が、売上高成長、コスト削減、投資と資産の最適化など会社の財務パフォーマンスの改善にいかに有用であるかの事例を紹介しました。
プレゼンテーションに続いて、弊社初となる本ウェビナーの一切のアレンジを滞りなく行ったJanel Bailey-McKenzieが司会となり、質疑応答も行われました。
ゲストスピーカー
Daniel Franklin
1983年にエコノミストに入社し、ソビエト連邦および東欧に関する記事を執筆。その後、欧州の編集者、英国の編集者、ワシントン支局長、The Economist Intelligence Unitの編集ディレクター、Economist.com編集長、ビジネス分野の編集者を歴任する。 2019年までの17年間、次の1年間を予測するエコノミスト誌年刊物『世界はこうなる』の編集者を務めた。長期的未来に関する2冊の書籍『Megachange: The World in 2050 (Megachange: 2050年の世界)』および『Megatech: Technology in 2050 (Megatech: 2050年の技術)』の編集者でもある。
Monika Agocs
2017年に世界第三位のビール会社アサヒグループホールディングスにAsahi Europe and InternationalのGroup Corporate Affairs Directorとして入社。メディア、政府関係、非政府組織、業界団体、従業員とのコミュニケーション戦略およびステークホルダー・エンゲージメントにおける専門知識を有し、アサヒの全世界での対外関係をより信頼性の高いものに強化することに注力し、同社の評価および企業価値を高める。PR会社、経営コンサルタント会社および全世界で事業展開する多国籍消費財企業での通算20年超の実績を有する経験豊富なグローバル・コーポレート・アフェアーの専門家であり、International Alliance for Responsible DrinkingのBoard Directorも務める。
ウェビナー開催中の写真